Interview
インタビュー
自走できるエンジニアチームを増やし、 出版業界のさらなる発展に貢献したい。
技術本部 CTO
泉 純一郎

――主な業務内容を教えてください。
いくつかの開発プロジェクトに携わっていますが、いまメインで担当しているのは電子書籍・紙書籍の売上や印税を統合的に管理する出版ERPという業務システムをSaaS型で提供するプロジェクトです。マネジメントに関しては本部長やVPoEに協力してもらい、私は開発の推進役を担当しています。
――メディアドゥ入社までの経歴を教えてください。
実は、キャリアのスタートはエンジニアではありませんでした。新卒で大手電機メーカーに入社後IT系ベンチャーへ転職し、システムをつくる側になりたくて、3社目で初めてエンジニアになりました。そこで法人向けのERPシステム開発に8年ほど従事した後、大手人材系企業の開発会社へ。自社が運営している求人サイトのUI刷新プロジェクトなどを経験し、メディアドゥに入社しました。
――入社の決め手はどのようなことですか?
「自社サービスかつ、やりがいのある開発ができる環境」というところです。
私が入社した当時は、メディアドゥと出版デジタル機構が合併してまだ1年ほどで、2社間のシステム統合および新システムの開発や、クラウド化など課題が山積している時期。私は複雑化したプロジェクトを整理・再設計して軌道に乗せるのが得意でしたので、メディアドゥは自分にぴったりの会社だと感じました。
――CTOとして、今後メディアドゥをどのようにリードしていきたいですか?
出版デジタル機構と合併後の社内基盤づくりは落ち着いてきました。これからは次のフェーズとして、メディアドゥのメイン事業である電子書籍の取次にとどまることなく、出版業界に好影響を及ぼす新しいサービスを生み出していこうと考えています。
日本の出版業界は、大手の出版社を除き、IT化、DXがまだ進んでいない業界といえます。いまだに印税計算をExcelや、手作業でやっている会社も少なくありません。 システム導入に投資することが難しい中小規模の出版社にとっては、電子書籍市場の拡大に伴って増加する事務作業が、大きな負担となりつつあります。
安価で容易に導入できるSaaS型の出版ERPをメディアドゥが提供し、業務の効率化に貢献できれば、出版業界全体が次のステージに進めるのではないでしょうか。
メディアドゥのサポートによって出版社の業務負担が軽減し、そのぶん良いコンテンツづくりに反映できれば、弊社のビジョン「ひとつでも多くのコンテンツをひとりでも多くの人へ」につながります。
--プロジェクト実現のために必要なことは何だとお考えですか?
ニーズを的確に把握するために、エンジニアも出版社の方たちと直接やりとりして内情を知ったほうが良いと思っています。エンジニアとしてというより、メディアドゥの社員として出版業界とどう関わっていくかという視点が大切です。
エンジニア一人ひとりが当事者意識をもち、自走できるチームをたくさん増やして数多くのサービスを世に打ち出していきたいと考えています。
--最後に、インタビューをご覧の方にメッセージをお願いします。
出版ERPをはじめ、企画中の開発プロジェクトがいくつもあり、メディアドゥでは多くのエンジニアを求めています。
ただ案件をこなすだけのエンジニアではなく、ビジネス的な視点を持って本当に価値のあるプロダクトをつくるエンジニアになるチャンスがメディアドゥにはあります。
また、自由度が高いので、自分で考えて行動を起こせる人にとって最適な環境といえるでしょう。提案次第で様々なことをやらせてもらえますので、エンジニアとして幅広いスキルが身につきます。
興味のある方はぜひエントリーしてください。
※内容はインタビュー実施時点のものです。